「遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継」を読んだ

Naoji Taniguchi
Aug 15, 2021

最初はNintendo64向けに開発されて、最終的にはGame Cube向けにリリースされた動物番長というゲームのプロジェクトでご一緒した遠藤さんの本。

遠藤さんと言えば「ゼビウス」とか「ドルアーガの塔」のゲームデザインをしたゲーム界のレジェンドだったり、かなり前は2chでEBIZOでいろいろ書いてたり、ゲームのなんかの協会の理事やってたり、ゲーム研究で博士号とったりと、まさにゲーム博士な人。

ゲームとは何か、ゲームシステム、レベルデザイン、UI、シューティング、ドライブ、アクションなど代表的なゲームの紹介と解説、モバイルゲームの所はスマホになる前のガラケーのゲームの紹介が懐かしかったり、オンラインゲームの運用では、課金のシステムや、クレームを言ってくる無課金プレイヤーのあしらい方までなかなか生々しい話も書いてある。

この本があれば、大学や専門学校のゲームの講師はできてしまう感じだが、ゲームの紹介については、文字ベースで紹介されていて、図がほとんどないので、読むだけでは理解ができない所もあるので、都度紹介されているゲームをYoutubeで検索するとかしながらやると良さそう。

この本の中でもアクションゲームの紹介の中で動物番長についても記述があって、「喰らいついて」「噛みちぎって」「食べる」というアクションが紹介されていた。64のコントローラーは真ん中にも握る所があったので、それを銃みたいに持ちながらディレクターの松本弦人さんを囲んで開発チームでその辺いろいろ話したりしたのを思い出した。

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Naoji Taniguchi

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